2021年5月2日
法曹界を揺るがし、検察の信頼を地に落とした大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件で有罪になった大坪弘道元特捜部長を、日本弁護士連合会の資格審査会が弁護士登録を認めました
猶予期間が終わってから時間が短いことを懸念する声が上がり、申請を自ら取り下げていましたが、今回で3回目の申請でした。
弁護士法の規定では、禁錮以上の刑が確定すると弁護士になる資格を失いますが、執行猶予期間が過ぎれば再登録が可能となるザル制度です。
当面は、大阪府吹田市にある自宅を事務所にしていく方針のようです。
〇67歳の大坪弘道元特捜部長
中央大学法学部を卒業後の28歳で当時の司法試験に合格
司法修習時代の同期には、元東京地検特捜部長の堺徹東京高検検事長がいる
検察官時代には「瞬間湯沸かし器」の異名をとる短気な性格でした
2010年の大阪地検特捜部の証拠改ざん及び隠蔽事件で、犯人隠避容疑で逮捕される
〇大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件
大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスクのデータを、検察による青写真と捜査の見立てに合うよう改ざんしたとして、最高検が元主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕され、実刑判決が確定しました。
当時の上司だった大坪元部長と元副部長の2人も、元主任検事の行為を伏せたとして逮捕され、懲役1年6月(執行猶予3年)の有罪判決が確定しました
67歳で新人弁護士ですか
まだ、司法界隈で金を稼ぎたいのでしょうか
証拠をねつ造した検察官が、今度は弁護士の立場になって、冤罪事件を成立させていくのでしょうか
証拠をねつ造した検察や冤罪事案を生み出した判事に対しては、司法試験合格の効力を失うような新制度が必要です