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仙台市で職員らの過失に対して「職員に損害賠償させるよう求めた監査請求」が棄却

2023年7月6日

宮城県仙台市で職員らの過失に対して「職員に損害賠償させるよう求めた監査請求」が棄却されました

 

仙台市では2022年に、仙台市職員のミスにより源泉所得税の納付が遅れ、延滞税などおよそ5000万円が課されたことを巡り、職員に対して損害賠償させるよう市民グループが市長に求めた住民監査請求に関して、仙台市の監査委員は「賠償を求めるほどではない」などとして請求を棄却しました。

 

仙台市で市職員に支給された夏のボーナスを巡って、職員のミスにより源泉所得税の納付が遅れたことにより、仙台市に延滞税と不納付加算税として合計5000万円が課されました。

 

この財源について、市は一般財源や税金で支出しており、仙台市オンブズマンは、担当した職員らの重大な過失だとして、市長が職員に賠償を求めるよう住民監査請求していました。

 

 

仙台市の監査委員コメント

「職員らの過失は賠償を求めるほど重大とは認められず請求には理由がない」

 

 

仙台市オンブズマンのコメント

「到底納得できず、市民感覚とは大きくずれていると言わざるを得ない。住民訴訟を検討する」

                                       

公務員によるヒューマンエラーにより、国民に多大な影響と迷惑をかけたとしても、職員が罰を受けない

 

市長が職員に賠償を求めるよう住民監査請求しても棄却される

 

自民公明による公務員天国も、ここに極まれりでしょう

 

市の財政に5000万円の穴をあけておきながら、誰も責任を負わない体制であるから職員から緊張感が失われ、また同様のミスが発生する

これは自明の理です

 

 

監査委員の選任方法の改正や、監査委員に対する監視システムも必要かもしれません