2025年3月10日
札幌市南区にある「日本一動物が近い」との口コミがあった「ノースサファリサッポロ」が、札幌市からの施設の撤去勧告の末に、2025年9月末で閉園する事を決めました
「ノースサファリサッポロ」は、札幌市内で20年にわたって営業を続けてきましたが、市街化調整区域に無許可で建物を建築したとして、札幌市が運営会社に対して獣舎やコテージ、簡易トイレや屋根付きの両替機などを含めた156棟の建物の撤去を求めた勧告書を出していました。
「ノースサファリサッポロ」には、500匹余りの展示動物がおり、その行く末が懸念されています。
ノースサファリサッポロの運営会社コメント
「この度、当園は法令上の問題を受け止め、閉園することを決定しました」
「大型動物の移動は受け入れ先の準備が整いしだい進めていきます」
帝京科学大学アニマルサイエンス学科の佐渡友陽一准教授コメント
「半年で全ての動物を移動させることは難しい」
「これだけの数の動物を、どこかがまとめて引き受けるのは考えられない」
「『うちは〇〇なら引き取っていい』というところを少しずつ見つけていって、引き受けてくれる先ががみつかった動物から移していくことしかできない」
「例えばライオンのオスなんていうのは、引き取手がなかなかいない動物」
建築物の条件として「地面への固定」や「6面の密閉」が上げられます
「地面への固定」は、地面に固定すれば建築物で、地面に置かれたものは建築物とはみなされません
コンテナハウス等がこれに該当します
「6面の密閉」は、板・塀・壁等で6面が密閉されるのが建築物で、1面が金網等で構築され兎小屋等は建築物の扱いを受けない可能性があります
その観点から、札幌市が違法建築とした判断には疑義が生じます
太陽光パネルは、なぜか建築物にみなされていないので、市街化調整区域で守ってきた日本の里山が、太陽光パネルに埋め尽くされる事態になってます
そもそも、市街化調整区域は各都道府県知事(越境する場合は国交大臣)が定めるものであり、絶対的なものではありません。
人間が飼育する「哺乳類・鳥類・爬虫類」は改正動物愛護法により保護されることになりました
改正動物愛護法は、「令和の生類憐みの令」と揶揄されるほどにヤバい法整備になりましたが、札幌市はそれに従う必要があります
札幌市による対応が、改正動物愛護法で保護される対象の500匹余りの展示動物に対する虐待にならない事を願います