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鳥取県米子市の自治会で自治会費加入者へのゴミ排出妨害事案が発生

2023年10月1日

鳥取県米子市自治会で、自治会から脱退した元加入者へのゴミ排出妨害事案が発生しました

 

生活ゴミ排出を自治会に妨害された女性は、1997年頃に米子市内に家を建て、およそ10年間自治会に所属していました。

自治会加入中には子ども会の班長なども務めましたが、子どもが成人したのを機に自治会を退会しました。

自治会退会後も、これまで通りゴミを捨てるなど変わりない生活を送ってきましたが、2022年10月と2023年6月に、女性の元にゴミ出しを禁止する封書が届き、2023年7月には自治会長らが女性宅を訪問してきました。

 

この女性の元に送られてきた文書には、新設されたゴミステーションは自治会が設置し管理するもので、会員以外は使用できないとの記載がありました。
合わせて、自治会加入の可否について問う文章も記載されていたということです。

 

 

自治会の入退会は任意であり、法律上の義務はありません。

しかし、自治会と未加入者のトラブルが全国的に多数確認されています。

 

自治会加入率は、減少の一途をたどっています。
米子市では、自治会加入率が2013年には64.6%でしたが、年々低下しており、2018年には61.8%になりました。

さらに2023年は58.1%と、6割を割り込んでいます。

 

自治会に加入すると、役員や班長業務が定期的に回ってくるだけではなく、一般の会員も市の一斉清掃や出水期前の用水路清掃などに参加することになります。

 

 

生活ゴミ排出を妨害された女性のコメント

「夕方家に来られて、これからはゴミステーションもできたので、自治会の管理下のもとなので、入ってない方は捨てないようにと言われました」

 

「ごみ収集について、自治会入っていない人は出してはいけないという、理不尽な事を言い出して、数人で家まで押しかけ、今後市役所の担当者も引き連れて家に来ると、ある意味脅しをかけられています」

 

自治会加入は本来は任意のものだから、理由を言う必要はないと思います。私は以前自治会を経験していますが、色々なことでちょっと納得いかないので、自治会は辞めることにしましたと言いました」


自治会さんも、上から色んな指示とかされて大変な仕事が多いと思います。」
「その中で自治会と未加入者のトラブルが起きているという可能性もないとは言い切れないと思うので、本当に市自体が、自治会連合から何から全てをちょっと変える方向性で考えていただきたいと思います」

 

 

鳥取県米子市自治会長コメント
「あまりにもゴミが散らばるということがありました。前日に出したりとかね。」
「ネコ・イヌ・カラスが、以前のネットをかけただけの集積所をつついてしまったんです」

 

 

鳥取県米子市自治会員男性Aコメント
自治会に入っているときは、女性も当番していたと思いますが、抜けられたあとは当番をしていません。」
自治会に入ってない人が捨てることをこれまでは黙認していましたが、これまでのゴミ置き場はなくなって捨てれなくなるので、『もう1度自治会に入り直しませんか?』とさせてもらって。でも『入りたくない』って。」

「そこを強制するつもりはないので、その代わりに我々が設置して管理しているゴミステーションには捨てられないよと。」
「他の自治会の皆さんからも、その特例の了承は得られないという話を差し上げた次第です」

 

 

鳥取県米子市自治会員男性Bコメント
自治会業務は増えていません。そもそも前から多いです。」
「大半の人が役員を兼務しています。」

「うちはなり手がないので、総務と防災が兼務していたり、会計と交通が兼務していたりします。ゴミの当番でも役があって必ず班長をしないといけません。」
自治会費を使って作ったステーションに未加入者でもゴミが捨てられる、そういうサービスを認めるってわけにはいかないんです。それは他の自治会のメンバーさんからしたら納得がいかないと思います」

 

 

米子市自治連合会事務局の担当者コメント
「自分の住んでいる地域も、何もしなくても安全に暮らせているかっていうとそうじゃなくて、何か道路に支障があったら地域の誰かが言って直したりとか。そうやって今の私たちは安全な暮らしをしていると思うのですが、皆が助け合って暮らしていること、そこを分かっていただけると良いのかなと思います」

 

 

鳥取県米子市クリーン推進課の担当者コメント
「まずは自治会内でお話をいただき、場合によっては、市の担当者が両者の間に入ってトラブルの解消に努めています。」
「仮にステーションの横などにゴミを出されても回収業者は回収はしないので、最終的にはクリーンセンターへの直接搬入か、市の許可業者に有料でゴミ収集に来てもらうなどの方法を未加入者には案内しています」

 

 

鳥取県米子市地域振興課の担当者コメント
自治会に入っておられない方というのはごくごく少数で、どちらかというと若い世代が多いと感じています。」
自治会に入らない理由は、よく口にされるのが、『だってメリットがないでしょ』って。」

自治会費を払って、役まで受けて。地域の活動に興味がない方が多いんじゃないかなという印象です」

                                       

5人組、隣組、町内会、自治会などは、国が国民を統制するためのツールになります

日本の戦時中には、隣組制度が国民を監視・管理することに使われました

人間は家畜ではないのですから、歴史から学ばなくてはいけません

 

本来は国がやるべきこととを、町内会や自治体に投げている

そのためのツールになっている可能性もあります

 

 

私有地に設置された集積所だとすれば、(自治体加入の)地権者が排出を断わることができると思われます

しかし、公的な場所に設置された集積所へのゴミ排出を、自治会ごときが妨害することは許されません

 

対策としては、「自宅の敷地に新たに集積所を設置する」という方法もあります

あるいは、ゴミ排出を妨害した人間を民事訴訟で訴えることも考えられます

 

 

野良猫やカラスが集積所のゴミを荒らす

この問題の本質は、「国がやるべき仕事をしていない」に尽きると思います

一般的なサラリーマンの実質的な総合税率は50%です

江戸時代の農民よりも重税ですが、国や自治体はこれだけの税金を集めておきながら「政治的成果の乏しかった元総理の国葬」「海外へのバラマキ」「増税」等しかしておりません

それどころか、ゴミを荒らすカラスは野鳥法で保護して、野良猫は改正動物愛護法で保護されています

国民による自主的な対策を法律で規制していながら、国や自治体は効果的な対策を怠っています

ゴミ排出を妨害される国民がいるのは、無能な政府による弊害の一つです

 

 

米子市自治連合会事務局担当者のコメントは、的外れだと思います

道路に支障があったら、現認した国民が自治体に相談すればよいので、そこに自治会は必要ありません。

皆が助け合って暮らすのに、自治体の強制加入は必要ありません