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国土交通省による天下り問題の裏で東京都職員による天下りが横行

2023年4月17日

国土交通省による天下り問題が物議となっている裏で、東京都職員による天下りがこっそりと横行していました」

 

2023年4月1日付で、前東京都交通局長の武市玲子氏60歳が「はとバス」の代表取締役社長に就任しました。

 

そして、武市新社長の夫である武市敬前副知事63歳は、2023年5月から「東京都人材支援事業団」の理事長に就任しました。

 

はとバスは民間企業ですが、天下りの温床となっているようです。

国家公務員の霞が関官僚と違い、都職員は「地方公務員」ですが、5代にわたってと元職員の局長級が社長に就任してます。

 

 

都庁職員のコメント

はとバスの社長ポストは、東京都職員の指定席です」

 

霞が関のキャリア官僚の天下り先と比べると、給料はやや少なめです。」

「局長の年収は1600万円ほどですが、はとバス社長に就任すると3割減の1千万円程度になります。」
「『あれだけ働いたのだから、次のポスト(天下り先)が与えられてもいいのでは』と黙認する雰囲気が醸成された側面はある」

 

「武市前副知事は財務局長などを歴任し、’21年に小池百合子都知事70歳が過労で入院した際には、知事代理を務めました。」

「副知事の年収は2200万円程度で、次のポストではその7割程度の給料を受け取るそうです。」
「省庁のキャリア官僚ほどでないにしても、武市夫妻は合計年収3000万円に迫る天下り生活を2~3年送ることになる」

 

 

都政担当記者のコメント

「2015年に施行された『東京都職員の退職管理に関する条例』により、都職員の退職管理が適正になされているはずが、実際には外郭団体や利権関連の深い企業などに何事もなく天下っています」

 

「2007年に国家公務員法が改正され、省庁が天下り先を組織的にあっせんすることを規制しましたが、これは表向きの対応で、役人たちがあの手この手で天下り先を探している実情は変わりありません。」

「東京都職員は国家公務員法の範囲外なので、天下りを黙認されています。」

 

 

東京都報道課のコメント

はとバスは、都の事業協力団体であり、『東京都職員の退職管理に関する条例』に基づき、外部有識者による退職管理委員会への諮問を経た上で、適切な人材を推薦することが必要な団体として指定されております」
「これまで都庁で培ってきた知識、経験、能力などを踏まえ、適切な人材を推薦しています。その上で、都退職者を採用するかを含め、再就職先である企業の人事については、企業自らの経営判断により決定しています」

 

 

はとバスのコメント

「人格・経歴を含め適正な方を適法に選任しております」

 

 

〇前東京都交通局長の武市玲子

はとバス社長に就任時は60歳

一橋大学商学部卒業

1986年4月に東京都に入都

2015年7月に生活文化局総務部長

2022 年4月に交通局長に昇進し、「東京臨海高速鉄道」や「ゆりかもめ」など、都が出資する第三セクターの取締役を歴任

 

 

はとバス

1948年(昭和23年)に東京都から営業権を得て発足

都の出資額は1億7070万円

都の持ち株比率37.9%でm都が筆頭株主

はとバス社は都営バス38路線の運行管理を行なっている

                                       

日本の中抜き体質の元凶は、公務員の天下りと、利権企業から政治屋に流れる政治献金による税金の還流です

 

日本の政治家と公務員は、国民が望むような仕事はできませんが、金を集める事だけはそつなくやります

 

 

小池都知事は、前都知事による築地市場の移転問題では厳しい顔を見せましたが、コロナ対策や都庁職員による天下り問題では、見るべきところはありません

 

ソーラーパネル関連の利権疑惑まで吹き上がっています